熊本市郊外に鎮座まします。高橋稲荷神社です。神棚を御祭祀をさせていただく契機を導いただいたり、その後も御祭祀などいろいろとアドバイスをいただきました、恩人「中村建日」さんと御縁が大変深いお稲荷さんです。中村さんのお宅にうかがったり、阿蘇の神社参拝をさせていただく度に何回となく御参拝させていただいております。わたしの大好きなお稲荷さんです。

 御由緒によると明応5年(1496年)に、熊本城初代城主鹿子木親員(かなこぎちかかず)が、高橋稲荷神社の裏手の城山に上代城を築城した際、城内に稲荷大神(いなりおおかみ)を勧請したのが最初だとされています。500年以上の歴史のある由緒ある神社です。
稲荷社の表紙でも御紹介していますが『日本五大稲荷』とか『日本稲荷五社』とかいわれることもあり全国でも有名なお稲荷さんです。(諸説あります)ちなみに九州三大稲荷とも。。

 熊本市西部の閑静な住宅街の中にありまして私にとって、大変落ち着ける場所です。
ご覧の通りお稲荷さんらしく全体的に朱色が施されており、それが下品でなく重厚で気品のある装飾となって『日本稲荷五社』の体面を保っています。
この神社のトレードマークは随身門まえの巨大提灯でしょうか?2〜3mはありそうです。素材はビニール系のようですがかなり目立ちます。
 楼門の階段前には狛狐でなく狛犬です。少し残念。拝殿より上はかなりの数の御神狐がいらっしゃいます。
私の受ける印象は高舞台造りの御社殿や神楽殿などの境内内や稲荷山の雰囲気から同じ九州の『祐徳稲荷神社』(こちらは『日本三大稲荷』)をコンパクトにした感じをうけます。

 お稲荷さんを信奉される方は一度は参拝されてみてください。必ず高橋のお稲荷さんの御神徳をいただける事と思います
 



 境内風景です。一面に敷き詰められた砂利はゴミひとつなく、掃除が行き届いています。
きれいな手水です。大理石の宝珠から清浄な水が吹き出ています。

 右からの昇殿口です。この石造鳥居は明治末に建立された元の鳥居です。

 左は鮮やかな朱色の提灯。これが冒頭ご案内の巨大提灯です。真近かだとかなりの迫力です。右は神馬。石の素材ですが筋肉までリアルに再現されて躍動感があります。


 これが正面の随身門の昇殿口です。随身門手前の御脇侍は御神狐でなく狛犬。